仕事が嫌すぎて逃亡した話2【イベント会社】

イベント会社の事務としてアルバイトをして半年ほどたった頃。
仕事の忙しさはピークに達していました。
隙あれば辞めたい、疲れたと思う日々。

詳しくはこちら

仕事が嫌すぎて逃亡した話1【イベント会社】
福祉施設を辞めて半年。 コンサートスタッフなどを手配するイベント会社の事務として アルバイト生活を送っていました。 ただ、また一人で仕事を抱え込み 日に日に苦しくなっていく自分との戦いが始まり… ついに、逃げてしまうの...

 

 

ちょっと話がそれますが、私は昔、吹奏楽部に入っていまして。

社会人になってからも楽器を吹きたいと思い
音楽教室に通ってサックスを習っていました。

週に1回、教室に通うのですが
施設で働いていたころは何とか通えていたのですが
この頃はもう忙しさでほとんど通えなくなり、結局教室は辞めてしまいました。

働いて、お金を使う暇がないくらい働いて
そんな月が続くとストレスもお金も貯まります。

当時の私のストレス発散方法は音楽でした。
マイ楽器が欲しくて、中古のサックスを購入したんですね。この頃。
家ではなかなか吹けないので、事務所に持ってきて休憩時間に吹いていました笑
このサックス、事務所に置きっぱなしにしていたのですが
逃亡後、取りに戻ります…

 

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逃亡へのカウントダウン

Aさんのお気に入り発言を聞いてから、
私はアルバイトの人間関係にまで気を配りながら
人員配置や手配をするようになりました。

ほとんど現場に出ないので誰と誰が仲がいいとか悪いとかは
事務所に遊びに来るアルバイトに聞いたり
スケジュール調整をするときに電話でうまく聞き出したり。

 

そうして本格的な夏がやってきました。

事務を手伝ってくれていたCちゃんは
本当にAさんのところにヘルプに行ってしまい
この忙しいのに事務1人かよ、と口も悪くなります。

土日メインだったイベントが2日おきに入っていたり
大きなドームでのコンサートが1日に2現場であったり。
何百人という人を現場で仕切るリーダーたちも大変だけど
事務所でそれぞれの手配をする私も、いっぱいいっぱいでした。

ある現場からはヘルメットが足りないと電話が入るし
別現場からは来ていないバイトがいるから電話してくれと連絡が来るし。
欠勤者の代わりを探すために電話をかけまくり
ヘルプできた他の拠点の社員のホテルを取って。

挙句の果てに、その社員、夜によくない風俗店に行ったみたいで
次の日に大事なところに異変が起きて病院へ。
そのまま入院することになり、七夕で人がごった返す中下着やタオルを買いに行ったり。
何やってんのよ、もう。本当にもう嫌だ。

現場から帰ってくるみんなの話は相変わらず楽しそうだし
なんで自分だけ…という感情が次第に大きくなっていきます。

限界突破

大物アーティストのライブハウスツアーが私のいる拠点にも回ってきて

いよいよ限界という時。
ヘルプで出ていたDちゃんがやっとこっちに帰ってくることになりました。

が、現場も人が足りないので現場に回ってもらいます。

なので相変わらず事務仕事は一人。
帰りに仲のいいメンバーが事務所に顔を出してくれるのですが
みんな現場の楽しそうな話ばかりで、私は取り残された気分でした。

もう、2週間ぐらい休んでいないな、そんな時。

帰り道でした。

Aさんから電話が入り、やり残したことがあったかと焦って出ると
「おまえ大丈夫か?事務の仕事は1人で孤独だから、辛いだろ。
明日で一区切りつくだろ?休めるときに休んでおけ」
そんな内容でした。
泣きました。

泣いているのがAさんにバレないように、
ハイとありがとうございますしか言わず電話を切りました。

あぁ良かった。わかってくれる人がいて。
Aさんが好きとかそういう感情ではなく
自分のしていたことは誰にも見られていないけど
こうして自分を気遣ってくれる人がいたんだ。
一生懸命仕事をしていてよかった。
辛いけどもう少し頑張ろう。

1人で仕事をしていて心が折れそうだった私の気力がこれで一瞬回復しました。

翌日。

ツアーも無事終わり、みんなが事務所に顔を出し備品の整理などを手伝ってくれました。
そんな中、さらっと明日休むねと言ったところ
「現場にずっと出っぱなしだったDちゃんを休ませたらいいじゃん」と。

そうだよね、と言って流したけれど。
あぁ、なんか、もう嫌だ。

やっぱり私は一人。
こんなに頑張っても誰も認めてくれない。
もういいや。

そう思いながらの次の日。
朝起きてギリギリまでベッドの中にいて、
「このまま仕事に行かなかったらどうなるんだろう」
と、同じことをぐるぐる頭の中で考えます。

そればかりを考えながら、何とか出勤。
どんな一日だったのかは覚えていませんが、
ここからいなくなることばかりを考えていたような気がします。

 

仕事も落ち着き、
そろそろ帰ろうとした頃仲のいいメンバーが遊びに来ました。
これからカラオケに行くんだけど、一緒に行かない?って。

私はまた、のどが痛いからと断って帰りました。

もう、明日はここに来ないと決めました。

 

逃亡

朝起きて、どうしようか考えました。

昨日の夜は、ここからいなくなりたいと思い
あらゆる方法を考えて気が付いたら朝になっていました。
仕事を辞める、ではなくここからいなくなりたいと思ったのです。

まず、この県を出て遠いところに行こう
東京に行ってみようかな
あと、誰とも連絡を取りたくないから、このケータイ解約して新しいケータイを買おう。

お金はあったので、どんどんやりたいことをしていきました。

その日はケータイを解約し、
新たに安いウィルコムを契約しました。(懐かしい響きですね)

そして夜まで街をぶらぶらして、青春18きっぷを買いました。
それで行けるところまで行って、途中どこかの駅前のネカフェで1泊。
次の日も電車に乗りつぎ、夜に東京へ着きました。

そろそろ家にでも電話をしてみるか。番号変わったし。
と、何気なく家に電話をしたところ

めったに出ることのないおばあちゃんが電話に出て
「よかったよかった」と。なぜか泣いています。

早くお母さんに電話をしろと。
番号がわからないからばあちゃんに教えてもらい
母親のケータイに掛けたところこちらも泣いているようで。

「どこにいるの、今捜索願出そうと思っていたところなのよ」

と。状況が理解できませんでした。

 

 

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